こんにちわ、yukkoです。
最近Twitterなどでよく見かける「私人逮捕」。
私人逮捕のやりすぎは危険!
あなたは、現行犯を見た際に、私人逮捕をしようと考えたことはありませんか?
しかし、私人逮捕は、やりすぎてしまうと、暴行罪や傷害罪などの罪に問われる可能性があります。
本記事では、私人逮捕のやりすぎと言われる理由を5つ解説します。
この記事を読むことで、私人逮捕のやりすぎを防ぐための知識を身につけることができ、あなた自身や周囲の人を守ることができます。
では、早速見てきましょう。
【私人逮捕とは】
私人逮捕とは、一般人が現行犯を逮捕することです。
日本では、刑事訴訟法第213条で、現行犯人は、何人でも逮捕することができると規定されています。
私人逮捕を行うためには、以下の要件を満たす必要があります。
私人逮捕を行う流れは、以下のとおりです。
私人逮捕を行う際には、以下の点に注意が必要です。
私人逮捕は、犯罪から社会を守るための重要な手段ですが、やりすぎてしまうと、自分自身や周囲の人を危険にさらす可能性があります。私人逮捕を行う際には、必ずその要件や注意点を理解した上で、慎重に行いましょう。
【私人逮捕】出来る人の条件
私人逮捕を行うことができるのは、以下の条件を満たす人です。
-
現行犯を逮捕できる
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現行犯とは、犯罪の現に行われていることまたは現に行われ終わった直後のことをいいます。
-
犯人(犯罪を行った人)であることがわかっている
つまり、誰でも私人逮捕を行うことができるというわけではなく、現行犯を犯人だと確信できる場合に限られます。
私人逮捕は、あくまでも警察官の逮捕の補助的な手段であり、逮捕状が無くても行うことができるというだけで、警察官と同等の権限があるわけではありません。
そのため、私人逮捕を行う際には、以下の点に注意が必要です。
- 犯人が反抗してきた場合、正当防衛の範囲内でのみ、抵抗することができます。
- 過剰な暴力や傷害を与えてしまうと、暴行罪や傷害罪などの罪に問われる可能性があります。
- 誤認逮捕をしてしまう可能性もあります。
【私人逮捕】やりすぎと言われる理由5選!
私人逮捕は、犯罪から社会を守るための重要な手段ですが、やりすぎてしまうと、自分自身や周囲の人を危険にさらす可能性があります。ここでは、私人逮捕のやりすぎと言われる理由を5つご紹介します。
理由1:過剰な暴力や傷害を与えてしまう
私人逮捕を行う際には、犯人が反抗してきた場合でも正当防衛の範囲内でのみ抵抗することができます。
過剰な暴力や傷害を与えてしまうと、暴行罪や傷害罪などの罪に問われる可能性があります。
理由2:誤認逮捕をしてしまう
私人逮捕は、現行犯を犯人だと確信して行うことができますが、誤認逮捕をしてしまう可能性もあります。
誤認逮捕をしてしまった場合、逮捕された人は不当な扱いを受けてしまう可能性があります。
理由3:警察官の職務を妨害してしまう
私人逮捕は、あくまでも警察官の逮捕の補助的な手段であり、警察官が逮捕する前に私人逮捕を行った場合、警察官の職務を妨害してしまう可能性があります。
理由4:示威行動とみなされてしまう
私人逮捕を示威行動として行うと、警察官に逮捕される可能性があります。
慎重に行う必要があります。
理由5:民事訴訟の対象になる
私人逮捕によって、逮捕された人が被害を受けた場合、民事訴訟の対象になる可能性があります。
私人逮捕は、あくまでも警察の補助的役割ということを忘れてはいけません。
「私人逮捕」とうたった動画配信が多くありますが、過剰な追い詰めや、追いかける行為などは、危害を与え逆に訴えられる可能性もあります。
動画の再生回数のために行う過剰な行為は、迷惑系YouTuberのように加害者になる可能性もあるので、慎重に行う必要がありますね。
「街角の人を不審者と決めつけ」 SNSへの私人逮捕動画に批判殺到。一般人でも現行犯に限り逮捕できるがプライバシー面など様々な問題が指摘されているそう。。。。
pic.twitter.com/PXqn9uA3CP— 進撃のJapan (@roketdan2) September 22, 2023
この動画は、タクシーに乗ろうとする(逃げようとする?)女性を執拗に妨害しています。
タクシーの運転手にも迷惑ですし、妨害行為がやりすぎなように見えます。
女性がけがをした場合、逆に訴えられかねません。
動画も回していますし、配信用なのか、記録用なのかもはやわかりませんね。
なにわ男子のコンサート1万のチケットを
7万で転売してたジャニヲタの美人転売ヤー…
タクシーに乗って逃げようとしたのを私人逮捕!pic.twitter.com/F7zXoNZCzR— 話題のツイ動画 (@itaiTikTok) September 21, 2023
私人逮捕は、正当な理由と目的で行えば、犯罪から社会を守るための重要な手段となります。しかし、やりすぎてしまうと、自分自身や周囲の人を危険にさらす可能性があります。私人逮捕を行う際には、必ずその要件や注意点を理解した上で、慎重に行いましょう。
暴行、セクハラ、タクシーへの業務妨害。
ねじ曲がった正義感を振りかざして自分のやってる事は棚上げ。
狙うのは女性ばかり。
早くゴリゴリの男がやってる犯罪とか、反社がやってることへの私人逮捕しに行けよって思うわ。
こんな心の弱い卑怯者が煉獄さんの名前使うの不快でしかない。 https://t.co/SWNVwzKJT3
— アボカドの妖精さっさん (@shuraku_sassan) September 21, 2023
SNSの反応
私人逮捕制度が始まったばかりの頃は、ここまでひどくなく、
正当に慎重に行っていた印象ですが、
最近の私人逮捕は視聴者の期待をあおるような過剰な演出なのか、良い印象がありません。
正義感でやっているのか、面白がっているのかわからなくなります。
配信も好意的に見ることが出来ません。
ネタ切れしてきたら過激度アップして普通に待ち歩いてるだけでも因縁つけられて撮影されそうで怖い
— syu-1 (@1988MIBZ) September 22, 2023
最近の私人逮捕系動画死ぬほど嫌い。
私服警備やってた時、私人逮捕だから間違いがないよう凄い神経張り巡らせてやってたのが娯楽の扱いされてるのが頗る気に食わない。— バスタブ肉 (@GabaAnaYurujiro) September 22, 2023
そもそもなんで1万→7万って知ってたのかというと、そういうサイト通して事前に待ち合わせしたからとかだと思うんですけど、ということは警察に通報して正式に警察に逮捕してもらう余裕あったはずで、「緊急時だから警察を呼んでる余裕がないから自分でも逮捕できる」っていう私人逮捕の要件を満たして… https://t.co/m4RcRJAGux
— 弁護士浦川祐輔/Yusuke Urakawa (@yurakawa92) September 21, 2023
私人逮捕がトレンドになっているが、迷惑系Youtuberは絶対やめろ!と思うが、考えてみると今まで大手メディアも散々やってきたよな。勝手に容疑者と決めつけて報道したり、芸能人の薬物問題なんかだと、本人否認結果不起訴でも、逮捕時は騒いでも訂正報道なんかしないしな。問題はYoutuberだけじゃない
— 高知東生 (@noborutakachi) September 21, 2023
こんな意見もありました。
「今までの大手メディアの散々やっていた」
今までは、報道を許された側のみがやっていたことが、一般市民にも出来るようになった来ているということです。
法もルールもなく、配信者の判断で出来る世の中になっている恐ろしさ・・・。
自分が巻き込まれるリスクが高まっていますね。
迷惑系YouTuberも、”正義感”をたてにした私人逮捕側も、どちらも同じに思えてきます。
自身の行動にも気を付けたいですし、不当な言いがかりにはきちんと対応していきたいですね。
以上、私人逮捕についてまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
もちろん、法を犯す行為が一番いけませんが、一般人がやっていいレベルを超えているように見えます。
以上、「私人逮捕」の危険性をまとめました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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